毎日、真面目に授業に出席して、
試行錯誤、つたない英語を使って話そうと努力して、
更に夜は、宿題をこなしていた。
分からない単語を調べて、、、予習もして、、、、
学校は４月に行った事もあり、生徒も多くとても賑やか。
毎週の誰かが卒業していって、毎週、誰かが入学してくる。
一番下は１９歳、一番上は７０代のおじいちゃん。
各年代まんべんなくいるけれど、ほとんど20代で大学生が多い印象。
とにかく若い！
私は滞在が長いから毎晩遊びに出歩いていたら体調を壊すだろう
と思っていたし、若者に交じって騒ぐのはちょっとね。。。
私は勉強しにきたんだから、遊びに来ているんじゃない。
と、自分のペースを保つ為に私は断っていた。
私は、真面目に、、、、
毎日、宿題をコツコツと。。。。
それもそのはず、なんか思うように答える事が出来なかったから。
簡単な質問にも答えられなかった。
例えば、好きな音楽はなに？好きなアーティストは？
好きな国は？
というありきたりな質問。
これさえ答えられなかった。
そう、なんていうかモジモジしていたの。
ん〜私の好きなアーティストって誰だろう。
なんで好きなんだっけ？
こんなに表現出来ないものなのか。。。。伝えるって難しいな。
あぁやっぱり、英語って難しいな。。。。
だから、毎日英語の勉強をしていた。
今日習った単語を１０回書いて覚えて、、、、
明日やるはずのページを予習して、、、、
せめて教科書にある質問には答えられるようにと。。。。。。
ひたすら机に向かって勉強をしていたら急に現れた
韓国人イーサン
彼は言う
AYUMI,
DONT STUDY!
STOP STUDY !
LIFE IS SHORT ！
LIFE IS BEAUTIFUL！
SMILE！
つたない英語で、（たぶんしかめっ面していた）私の勉強を邪魔してくる。
彼は毎晩のように現れ、毎回言う。。。。
もーうるさい！
あっちへ行って！
シッシっ！！
私は勉強しているんだよ
見て分かるでしょう！？
LIFE IS BEAUTIFUL か、、、、
そうね、人生は美しいのよね。
ん〜、美しいか。。。。
私の人生はどうだろう？
そもそも教科書の質問には答えられるのに、
なんで、好きなアーティストは？とかそーゆー簡単そうな質問には
答えられなかったり、おどおど答えているというか
自信がないのだろう。。。。
全然美しくなんてないじゃーーーん。
とちょっと我に返る。
そして、私は気付く
英語が出来ない事と、自分の意見が言えない事を混同していた。
と言う事を。
そう、これは、英語がしゃべれるかしゃべれないかと言う次元ではなく、
自分の意見がまとまってない故に英語がしゃべれないという現象なのだ。
つまり、自分のこと全然分かってなかったってこと。
自分の事なのに、全然知らない。。。。
何てこったーーー
あちゃー
ねね、私は、どんな事が好きなの？
ねね、私はどう考えているの？
んーそれはナゼ？
ねぇそもそも一体、私は誰なの？
ねぇ、一体私は何者なの？
全然分からない！
答えられない！
私を知っているヒトは、
私が？ってびっくりするかな。笑
意見がない私。
ええ、
ちっとも自信がなかったの。
例えば、好きなアーティストの話題で言えば
相手が知らないアーティストだったらどうしよう。とか
そんな変なアーティスト好きなの？とかって否定されたら嫌だとか。
好きなアーティストを答えるにも、
おしゃれな自分 って思ってもらえるかどうか。なんて要らない事を 、、、
いや、そもそも、そこまで熱を上げるような好きなアーティストいたっけか？
云々。。
笑
ぷ。
ちゃんちゃらおかしいよね。
この好きって言う気持ちは私だけのものなのに。
相手を気遣うと言うよりもむしろ自分を変に演出して勝手に気疲れして
自分にもウソをついていた。
そして、適当に生きてきちゃっていたんだなって反省した。
そんな時、彼は教えてくれたんだ
机に向かっていくら勉強していても
英語はしゃべれないってことを
机に向かっていくら勉強しても
答えはどこにも載ってない言う事を
そう、
机に向かっていくら勉強しても
私の気持ちはどこにも書いてない！
だって、私が伝えたい事は私の中にしかないんだから。
もぅ、
