2016年7月23日公開映画
「シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ」を観てきた。
シュガーブルースとは、
なんか甘く切ないイメージ、
と身体を揺らしている場合ではないよ。
日本語に訳すと『砂糖病』
大げさかも知れないけど砂糖は「甘い麻薬」とも言われているの。
そんな砂糖がどんなに身体に悪いのか、
を改めて考えさせてくれた映画です。
この映画は、監督自身が妊娠糖尿病になってしまったことがきっかけで、
生活から砂糖を取り除こうと決意するんだけれど、その難しさに直面してしまうの。
だってスーパーでは精製された砂糖が含まれていない加工食品を探すのが至難の業だったから。
でも、そもそも砂糖って身体に悪いんだっけ?
と言う疑問を探るべく
5年に渡る調査をドキュメンタリータッチで描かれていて
そこで分かったことは、
『砂糖は麻薬のように身体をむしばむ』
『肥満や糖尿病を急激に増やした原因は砂糖』
だとも言っている。
それだけでない。
『心疾患の本当の原因はコレステロールではなく、高血糖だ。砂糖の過剰摂取が
血管をモロくする』
と訴える心臓外科医もいた。
病気に目が行きがちだけれど
砂糖業界や広告業界の陰謀や
政治的、経済的な面、
さらに驚くことに、
飢餓や貧困の問題にまで
砂糖の深い闇が広がっていることに気付かされた。
これは、世界的な大きな問題だと思う。
そして、
もしかしたら
砂糖って原発よりももっと危険で
もっと深刻なモノなのかもしれない。
と怖くなった。
だって、より身近で、その姿形を変えて潜んでいるわけだから。
そんな危機を感じた。
かつて、氷河期に入って恐竜が絶滅したと言われているけれど、
シュガ-期によって人間が破滅する日もそう遠くないかもしれない。
砂糖がある生活はもはや常識となっている。
生まれた時から側にあったものだから。
だからこそ、常識を疑う必要があるんだ。
あるのが当たり前のものは、果たして本当に身体にいいものなのだろうか
もう一度考えるいいチャンスになった。
そして
やっぱり『健康は食事』からだよね。
『食』に興味が出て、マクロビを習っているけれど
その料理全部、砂糖不使用なの。
だからそのお陰で砂糖を使わない料理だって十分美味しいのを私は知っている。
脳が求める料理と身体が求める料理の違いも知っている。
だからこそいいものを取り続けたいと改めて思った。
監督はね、
「シュガー・フリーは誰もが自分の食卓で始めることが出来るんだよ」
と言っていた。
そりゃー忙しい毎日を過ごしているのだもの。
今すぐ完璧なことは出来なくとも、
毎日の努力でシュガーフリーの食事が作れるって。(マクロビ食とかベジ食とか)
現に3人の子供がいて、世界を飛び回っている
彼女が証明しているんだから、心強い。
そして、どうやって砂糖抜きにするかって?
砂糖を我慢するんじゃなくて、
まず、砂糖を身体で感じること。
そして、脳の記憶からなくすこと。
私は、これ、確実にアンチエイジングになると思っている。
★映画監督と記念写真★