動物は、産まれた時から死ぬまで呼吸をし続ける。
誰に習う事なく、本能的に行える呼吸。
コレが出来なくなると死ぬ事になる。
食べる事よりも大事な 空気の摂取。
当たり前に出来る事だから
意識した事はなかった。
そう、当たり前すぎて。
あ、今、私、息吸っているな。
とか
吐いているな。
まさか、なんて考えた事ない。
そう、考えずに行えてしまう呼吸。
だからこそ、これが奥が深かった。
２０１５年４月〜７月 フィリピンの数々の島を訪れ海が好きだと気付く。
２０１５年10月 沖縄、阿嘉島でダイビングのライセンスを取得
そこから私のダイビングの経験値は瞬く間に増えて行く。
半年で１５本のダイビングを経験。
このダイビングがキーでね。
酸素ボンベを担いで海中で空気を意識的に吸う
地上にいる時には考えた事ない「呼吸」を意識的に行う。
慣れない事をしているため、
緊張しながらも吸って、吐いてを繰り返す。
初めてのダイビング１本目は、
緊張していたけれど、覚えている事は一つ。
気持ち悪い。
気分が悪い。
という事．
あれ？私、船酔いしたのかな？
朝ご飯食べ過ぎたのがいけなかったのかな？
２本目はお昼後だって言ってたけれど、私無理かも。。。
オープンウォーターの資格は無理だな。。。
ダイビング向いていないのかも。。。
と本気で思っていた。
港からひん死の状態で民宿へ戻り、
そこの屋上で一人グロッキーになりながら
食欲もなく、でも沖縄っぽいってことで
シークワサージュース飲みながら
ゴロゴロしていた。
その後１時間程度したら
パっと回復して。
あれは一体なんだったんだろうか。。。
と一瞬思ったけれど、
ま、元気になったしいいか！
笑
とあっけらかんとし
２本目のダイビングへ臨んだのだ。
２本目のダイビングは１本目ほど気持ち悪くならず、大丈夫だったのだけれど、
何本も回数を増やしても
その日の１本目のダイビングは気分が悪くなるという事が分かった。
たかだか３０分４０分のダイビングだから、
多少、気持ち悪いなと思ってもなんとか耐えられちゃって。。。
気持ち悪くなるの分かってたけど、
キレイな海を見るとなぜか潜りたくて
やめられなかった。
でも確実に私の体内で違和感が残っていた。
時は少し経ち、
２０１６年２月 インドヨガ修行の後、
インドの美しき島 アンダマンニコバル諸島にて私はダイビングをする。
この時のダイブマスターはイギリス人アンドリュー
彼はヨギーニでもあり
ヨガの話で盛り上がる。
とりあえず、この４ヶ月で10本以上のダイビングをしている。
インドでヨガをやって来た。
と伝えたら、
ヨガの完全呼吸法で呼吸してね。
と長いまつげでウインクしながら伝えて来た。
お、ここでもこの呼吸か。
と思ったけれど、
これまでの経験から１本目のダイビングはどうもいい経験がない。
不安も入り混じりこの日１本目のダイビングへ
彼が言うように、
ヨガの完全呼吸法を水中で意識的に繰り返した。
そしたらさ、不思議と
全然気持ち悪くなくて、
むしろ気持ちよかったのだ！！！！
このとき初めて私は分かったんだ。
今まで、私は呼吸が全然出来ていなかった！！！
ヨガの呼吸法ってすごい！！！！
って
これまで脳に体全体にちゃんと酸素が行き渡らせられなくて、
気持ち悪くなっていたんだ。
って。
ダイビングもさ、水中遊泳で体力が必要で、
しかも深くを潜るから圧力がかかっているわけ。
地上とはやっぱり状況が違うわけよね。
言うなれば極限状態での呼吸。
この地上でただ生活する程度の酸素供給量では水中なのでそれと同じとはいかないわけで
つまりあの時、呼吸が上手に出来てなくて
気持ち悪いなどの症状を呈していた
そう、呼吸がとっても重要だったわけ。
でも、この時のダイビングはヨガの呼吸法をマスターしていたお陰で
気持ち悪いことなんてなくてむしろヨガ後と同じ幸福感を味わった。
呼吸をするという極限状態のダイビングを通じて
ヨガ修行前後でものすごい違いを感じた経験から、
だから呼吸は大事だ。大事だと言っているわけなのです。
これまで、
生きる事を止めない為の呼吸は出来ていた
でも、
より良く生きる為の呼吸は出来ないでいた。
でももう、大丈夫。
私は、その方法を得た。
もちろん、まだまだ発展の余地は大いにあるけれど、
この経験からの気付きと、
ヨガで出会ったこの呼吸法は大きな私の財産と考える。
＊フィリピン ドゥマゲッティからほど近いアポ島でのダイビング。
ウミガメと一緒に泳いだの♡
彼の目は優雅でとっても素敵だった♡
感動の一枚です♡
深い深い呼吸をすると、、、、
呼吸するだけで交感神経と副交感神経のバランスが整われ、
ムダにイライラもしない。
ムダに落ち込まない。
ムダに人に左右されない。
ムダに興奮もしない。
だからって感情がなくなるわけではない。
ネガティブな感情は新たな気付きを与え、
嬉しさ幸福感は倍増する。
私の場合人の幸せも喜べるようになっている。
平穏を保てているのは呼吸を整えているから。
私はそう思っている。
そう、
呼吸は栄養摂取（食事）よりも回数も多いわけで、
これの質を上げたらすごいんじゃないか、って
少しのトライで効果を感じているのです。
そして同時にこの『呼吸』に可能性も感じている。
私の好奇心と言う呼吸も止まる事はない。
